子どもをほめる
2015/11/24
「早くお風呂に入りなさい」「いいかげん、勉強したら」などと、親は毎日の生活の中で、とかく子どもを叱ったり、注意したり、命令したりする場面が多いように思います。
しかし、いくら欠点が目につくからといって、欠点ばかりを指摘するのではなく、良いところを「ほめる」ことを忘れてはなりません。人はほめられると、ドーパミンという快感を生じさせる神経伝達物質が分泌され、脳内の神経細胞の情報伝達を活性化し、「やる気」を高めていくそうです。すると、集中力や記憶力がアップして、成績の向上も期待できます。
ここで気を付けなければならないことは「ほめ方」です。むやみやたらに子どもをほめると、実力の伴わないナルシストを育て、子どものもともとの能力(頭の良さ)をほめると、子どもたちは意欲を失い、逆に成績が低下するそうです。
ですから、子どもをほめるときは「あなたはよく頑張ったね」と、「努力を称賛する」ようにしましょう。すると、悪い成績の時でも、それは「(能力の問題ではなく)努力が足りないせいだ」と考え、粘り強く、問題に挑戦する姿勢が育つそうです。
「能力をほめることは、子どものやる気を蝕む」(コロンビア大学・ミューラー教授)
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