子どもと大人
2015/11/17
大人は、仕事を通して生活の糧を得ています。ですから、日々の優先順位は、生きるために、第一に仕事、そして、その上で余った時間を自分の趣味、家族サービスなど、好きなことに使っていきます。
しかし、子どもは好きな遊びを、何よりも優先させることが多いのです。
好きなことだけして生活したくても、それは大人の世界では非常に困難なことです。どんなに好きな仕事であっても、自分のやりたいことだけを選んで行うことは、「他者のニーズに応える」という職業価値観から離れているため、無理なのではないでしょうか?!
また、一つの仕事だけに集中したくても、同時に複数の仕事を進めていかなければならないことはよくあります。
このように、「現実の厳しい社会」に対応していくために、遊びを優先する子どもに、実社会の現状を気づかせ、「我慢すること」を身につけさせなければなりません。最近の子どもたちは、この「我慢」が、なかなか出来なくなっています。そして、「いじめ」「非行」「犯罪」へとつながっているのではないでしょうか?!
我々大人は、「ダメなものはダメ」という毅然とした態度と共に、子どもたちに「我慢することの大切さ」を伝えていくことも、役割の一つなのです。