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個別指導と集団指導

2015/11/09

 昨今、集団指導より個別指導がもてはやされている傾向があります。週刊東洋経済第6628号の中にも、某個別指導塾のコメントとして、「集団指導では一人一人の個性と学力、目標に合わせた教育ができない」という記事が掲載されていました。

確かに目標に向かう道筋は、目標が違えば、当然違ってきます。チョモランマに登ることと、久住山に登るのとでは、準備も全然変わってきます。

しかし、一人一人の個性や学力には、他の子どもたちとの相対的な評価があるはずです。人は「社会的動物」と言われます。無人島で生活するうえで、個性は重要視されないでしょう。すなわち集団の中で、自分を輝かさせるために個性を磨く、現代社会を生き抜くための力として学力を高めることも重要なのです。

 

ここで気をつけなければならないことは、子どもを指導する側に、数多くの子どもを見た(指導した)経験が必要だということです。そのような経験無くして、どうして「一人の生徒の個性」を語り、磨くことが出来るのでしょうか?

個別指導だけを謳っている塾は、得てして経験の浅い数多くの学生アルバイトが生徒指導を行っていると思います。私の教え子もさまざまな塾でアルバイトをしているようですが、「責任を持って指導してくれているのか?!」と心配しています。

 

個別指導にも集団指導にも利点はそれぞれあります。要は「指導のバランス」なのです。集団指導は個性を殺し、個人指導は個性を生かすという一元的な見方は危険ではないでしょうか?

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