福岡市西区の塾より「正解に貪欲になりましょう」
2020/08/09
「貪欲」とは
「非常に欲深いこと」という意味なので、
日常生活ではあまり良い印象がない言葉です。
しかし、受験勉強においては、
「貪欲」はとても大切な要素の一つになります。
「せっかく購入した問題集だから全て身につけよう」
「1回の授業も疎かにせず受講するぞ」
など、受験に成功するためには欠かせない要素です。
それなのにこの「貪欲さ」を学習に表せない生徒がいます。
例えば、大問を1問9分間で解くように指示を与えた時、
受験に失敗する生徒は、
あっという間に問題を解き終わり、
残りの時間をボーっと過ごしています。
全ての答えを埋め尽くし、
正解ばかりであればまだしも
（実際には時間が余れば見直しをすることが鉄則です）、
空欄が目立ち、間違えばかり、
「なんと正解に対して淡白なことか！」
と残念に思うばかりです。
このような生徒にとって問題演習とは、
単にやらされるだけの作業に過ぎないようです。
「受験に合格するために自分の学力を高める」
という当たり前の意識・意欲が欠けているのです。
どうしてこのような生徒が、
受験に成功できるでしょうか？
出来ない可能性が高まるばかりです。
しかも悪い事には、このようなタイプの生徒は、
問題を早く消化することは良いことと思い、
それを実行している自分は頑張っていると錯覚しています。
そのため、何らかのアドバイスをしても、
「自分は頑張っているのになんで文句を言われなければならないのか」
とマイナスに受け止めてしまうのです。
まさしく子どもっぽさの残る自己中心性満載状態です。
受験生の皆さん、
毎日の受験勉強は大変かもしれませんが、
行きたい学校に進学するためと割り切って、
たとえ面倒臭くても、
一生懸命に学習をしていきましょう。
目指すものは「学力の向上」です。
そして、そのチャンスは皆さんに平等に与えられているのです。
そのチャンスを誤解や甘えからみすみす手放さないでください。
仕事が楽しみなら、
人生は極楽だ！
仕事が義務なら、
人生は地獄だ！
（マキシム・ゴーリキー ロシアの作家）
