やはり、何と言っても目指すべきものは第一志望校全員合格であり、生徒一人一人のその時期に合わせた良い指導が出来ればと考えています。

 

生徒の個性は様々であり、早くスパートをかけ、地道に少しずつ頑張らせないと間に合わない者もいれば、あまり初めから飛ばしたために途中で失速する者もいます。

教科的内容を教えるだけで受験に成功するのならば楽なのですが、

「受験は学力7割、その他が3割」と言われるように、その他3割がとても重要であり、指導の難しいところでもあります。

 

このように一人一人を見極め最後に結果を出すことは口で言うほど簡単なことではないと自覚しています。

しかし、毎年この時期になるとある卒業生の言葉が思い出されます。

以前勤めていた塾で中学3年生50名を担任し、「第一志望校全員突破」を掲げて受験に臨みましたが、残念ながら涙をのむことになった生徒がいました。

その中の一人の生徒が私に涙を流しながら、

「先生、全員合格ができなくてごめんなさい。私は進学した学校でまた頑張るから、先生は後輩たちと目標を達成してください」と言ってくれたことが、昨日のことのように思い出されます。

 

在校生の生徒諸君、新年度も簡単ではない志望校全員突破に向けて、一緒に全力を尽くしていきましょう。

先生は受験の主役である君たちの素晴らしい演技に期待し、舞台裏からしっかりとサポートしていきます。